与謝野晶子の短歌

  • 金色の 小さき鳥のかたちして
    いちょう散るなり 夕日の丘に
  • 清水へ 祇園をよぎる桜月夜
    こよひ逢ふ人 みなうつくしき
  • その子二十 櫛にながるる黒髪の
    おごりの春の うつくしきかな
  • 道を云はず 後を思はず名を問はず
    ここに恋ひ恋ふ 君と我と見る
  • 沙羅双樹 しろき花ちる夕風に
    人の子おもふ 凡下のこころ
  • 海恋し 潮の遠鳴りかぞへては
    少女となりし 父母の家