季語「芋(いも)」の解説と季語を使った俳句の例

秋の季節の季語の一つである「芋(いも)」です。

季語の解説:

秋に収穫される「芋」は、さつまいもや里芋、山芋などがあり、特に日本の秋の食卓を豊かにする存在として親しまれています。芋は保存がきき、焼き芋や煮物、蒸し物として楽しむことができ、秋の味覚を象徴する食材です。俳句においては、芋の収穫や調理風景、土の香りと共に詠まれることが多く、秋の豊穣や自然の恵みに対する感謝、素朴な味わいが表現されます。

俳句の例:

季語「芋(いも)」を使った俳句の例です。

熱々の 焼き芋口に 秋の味

解説:熱々の焼き芋を口に含むことで、秋の味覚を感じている情景を詠んでいます。焼き芋の温かさと素朴な甘さが、秋の季節感や味わい深さを感じさせ、心地よい句です。

掘り出した 芋大きくて 声上がる

解説:掘り出した芋が予想以上に大きく、驚きの声が上がる様子を詠んでいます。収穫の喜びが素直に表現されており、秋の実りの豊かさが伝わる句です。

大学芋 母親の味 思い出す

解説:大学芋を食べたことで、母親の味が蘇り、懐かしい思い出がよみがえる情景を詠んでいます。大学芋の甘さと、母親の手作りの温もりが秋の季節感と共に感じられる句です。

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著者 / Tommy Ikura

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