季語「初景色(はつげしき)」の解説と季語を使った俳句の例

新年の季節の季語の一つである「初景色(はつげしき)」です。

初景色

季語の解説:

「初景色」とは、新年を迎えて初めて目にする自然の風景を指します。これは、元日や新年の朝に見る美しい景色を指し、雪景色や朝焼け、青空、山や海の清々しさなど、場所や自然の情景に関わらず「初めて見る新年の景色」に対する感動や清らかな気持ちが込められています。この季語は、新しい年の始まりに感じる新鮮さや希望、また新たな一年を迎えた清々しさを詠む際に使われます。

俳句の例:

季語「初景色(はつげしき)」を使った俳句の例です。

初景色 白き山並み 朝の光

解説:新年の朝、山並みが雪で白く染まり、朝の光が輝く情景を描写しています。新しい年を迎える清々しさや静かな美しさが表現されています。冬の厳かさと初日の光が、希望に満ちた新年の景色を感じさせます。

手をつなぎ 二人で眺め 初景色

解説:手をつなぎながら、二人で初景色を眺めている情景を描いています。新年の静かな時間を二人で共有する幸福感が伝わります。二人の絆が、穏やかで温かい新年のひとときに表れています。

朝もやに 初景色浮かびて 河原かな

解説:朝もやの中に浮かび上がる新年の景色が、河原に広がる様子を描写しています。幻想的な朝もやと、新年の静寂な景色が美しい調和を成し、新しい年の始まりの清らかさを表現しています。

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著者 / Tommy Ikura

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