季語「春一番(はるいちばん)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「春一番(はるいちばん)」です。

春一番

季語の解説:

「春一番(はるいちばん)」は春の季語で、立春を過ぎて初めて吹く強い南風を指します。この風は、春の訪れを告げる合図のようなもので、寒い冬が終わりを迎え、暖かい春の気候に移り変わる予兆を感じさせます。春一番は勢いよく吹き荒れるため、花や木々を揺らし、自然界に活気をもたらします。力強く、少し荒々しいこの風には、新しい季節への勢いと生命のエネルギーが表現されています。

俳句の例:

季語「春一番(はるいちばん)」を使った俳句の例です。

春一番 揺るぐ木々たち 空仰ぐ

解説: 春一番が吹き、木々が揺れ動きながら空を仰いでいる様子を詠みました。

土の香に 春一番の 気配あり

解説: 春一番が吹いた後、土の香りが漂い、春の気配が強く感じられる情景を詠みました。

遠山も 春一番に 霞みけり

解説: 春一番の風が吹き、遠くの山が霞んで見える様子を詠みました。

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著者 / Tommy Ikura

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