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季語「雪代(ゆきしろ)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「雪代(ゆきしろ)」です。
雪代
季語の解説:
「雪代(ゆきしろ)」は春の季語で、山や川の雪解け水が川に流れ込み、水の色が白く濁ったり増水したりする様子を指します。春が近づき、山々の雪が溶け出して川に流れ込むことで、川の水が普段よりも豊かで冷たい水となる現象です。「雪代」は、冬から春に移り変わる自然の動きが強く感じられ、春の訪れと共に生じる自然の力強さと生命の息吹が込められています。
俳句の例:
季語「雪代(ゆきしろ)」を使った俳句の例です。
雪代や 濁る流れに 光差す
解説: 雪代で濁った川の流れに、春の光が差し込んでいる情景を詠みました。
雪代や 岩に打ちつけ 白く散る
解説: 雪代の水が岩に打ち当たり、白い飛沫を上げて散る様子を詠みました。
遠き音 雪代走り 谷を越え
解説: 雪代の流れが遠くから谷を越えて響いてくる情景を詠みました。
著者 / Tommy Ikura
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