季語「山開き(やまびらき)」の解説と季語を使った俳句の例

夏の季節の季語の一つである「山開き(やまびらき)」です。

山開き

季語の解説:

「山開き」は、山登りのシーズンが始まることを意味し、一般的に7月1日などに開催されることが多い行事です。信仰や安全祈願の儀式も行われることがあり、登山者たちにとっては無事と自然への感謝を表す日でもあります。夏の登山シーズンが始まることで、山の涼しさや自然の美しさを感じる機会でもあります。俳句では、山の魅力や登山の気持ち、夏の空気を表現する際に「山開き」を用います。

俳句の例:

季語「山開き(やまびらき)」を使った俳句の例です。

山開き 靴ひも締めて いざ一歩

解説:山開きの日に、登山準備を整えたところで、意気揚々と出発する様子を詠んでいます。登山への意気込みや、準備の瞬間が描かれ、山開きのワクワク感が伝わります。

山開き 広がる青の 空高し

解説:山開きの日の澄んだ青空が、広く高く広がっている様子を詠んでいます。夏の始まりの爽やかな山の景色が、開放感とともに伝わります

山開き 仲間と交わす 笑顔かな

解説:山開きの日に、登山を共にする仲間たちと笑顔で挨拶を交わす様子が詠まれています。山登りを共に楽しむ喜びや親しみが表現されており、仲間との絆を感じさせる句です。

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著者 / Tommy Ikura

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