季語「清水（しみず）」の解説と季語を使った俳句の例

夏の季節の季語の一つである「清水（しみず）」です。

清水

「清水」は、山や川から湧き出る透明で冷たい水を指し、特に夏にはその清らかさや涼しさが強調されます。清水は、夏の暑さを和らげ、心身を癒やす存在として、多くの俳句で描かれます。俳句では、清水の清涼感や美しさを通じて、涼しさや夏の自然の息吹を表現する際に使われます。

季語「清水（しみず）」を使った俳句の例です。

水跳ねる 清水で遊ぶ 子の笑顔

解説：清水の流れで遊んでいる子どもたちの楽しげな笑顔を詠んでいます。清水の冷たさや爽やかさと、子どもたちの元気さが夏の楽しさを感じさせます。

清水汲む 差し入れた手が 冷たけり

解説：清水を汲むために差し入れた手が冷たさを感じる様子を描いています。夏の日差しの中で、清水の涼しさが手に伝わる瞬間を捉えています。

せせらぎの 清水の音が ここちよき

解説：夏の日差しの中、清水の流れる音が心地よく響く様子を表現しています。聴覚を通じて夏の涼しさを感じる句です。