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季語「霞(かすみ)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「霞(かすみ)」です。
霞
季語の解説:
「霞(かすみ)」は春の季語で、春特有の淡くもやがかかったような空気のことを指します。冬の澄んだ空気とは異なり、春の空には柔らかさが加わり、遠くの景色がぼんやりと霞んで見えるのが特徴です。この霞は、暖かくなり始めた春の空気のゆるやかな変化や、春の穏やかな気配を表現しています。「霞」は風景に柔らかな雰囲気を与え、春の穏やかさや移ろいを詠むのにふさわしい言葉です。
俳句の例:
季語「霞(かすみ)」を使った俳句の例です。
霞立つ 遠山薄く 染めにけり
解説: 霞がかかり、遠くの山がほんのりと色づく様子を詠みました。
朝霞 海の向こうに 島浮かぶ
解説: 朝の霞の中、遠くの海の向こうに島がぼんやりと浮かび上がる様子を詠みました。
川面にも 霞の色あり 風渡る
解説: 川面に霞の色が映り、そこに風がそっと吹き渡っている様子を詠みました。
著者 / Tommy Ikura
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