秋元不死男の俳句
秋元不死男(あきもと ふじお)が作者の俳句の中で、このサイトの季語の解説ページでご紹介している俳句の一覧を表示しています。
雨着透く 春分の日の 船の旅
季語:春分(しゅんぶん)
卒業や 楊枝で渡す チーズの旗
季語:卒業(そつぎょう)
厨房に 貝があるくよ 雛祭
季語:雛祭(ひなまつり)
冬の暮 波かけおりて 岩のこる
季語:冬の暮(ふゆのくれ)
初霜や 斧を打ちこむ 樹の根つこ
季語:初霜(はつしも)
冬空をふりかぶり鉄を打つ男
季語:冬の空(ふゆのそら)
人中や 風船ゆきて 雪催
坑氷柱 泣かんばかりの 坑裸燈
季語:氷柱(つらら)
桂郎の 赤き襟巻 畦の数
季語:襟巻(えりまき)
熱燗し 獄を罵しる 口ひらく
季語:熱燗(あつかん)
二年や 獄出て湯豆腐 肩ゆする
季語:湯豆腐(ゆどうふ)
寒卵 コツと割る 聖女学院
季語:寒卵(かんたまご)
馬に逢ひ 年酒の酔の 発しけり
季語:年酒(ねんしゅ)
田作や 河童に入歯 なかるべし
季語:田作(たづくり)

著者 / Tommy Ikura
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