季語「百千鳥(ももちどり)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「百千鳥(ももちどり)」です。

百千鳥

季語の解説:

「百千鳥」とは、春に一斉に鳴き始める多くの鳥を総称する季語であり、特定の鳥種ではなく、春の鳥たちの賑やかなさえずりを表現します。春の訪れとともに、さまざまな種類の鳥が集まり、その鳴き声が辺り一面に響き渡る様子は、自然の豊かさや新しい季節の活気を象徴しています。俳句では、百千鳥の音を通して春の明るさや希望に満ちた風景を描写することが多いです。

俳句の例:

季語「百千鳥(ももちどり)」を使った俳句の例です。

百千鳥 山越え響く 朝の声

解説:百千鳥の声が山を越えて響き渡る、春の朝の情景を詠んでいます。鳥たちの声が春の空気を満たし、朝の静寂に生命の息吹を感じさせる句です。

散歩道 百千鳥の声 聞きながら

解説:散歩道を歩きながら、百千鳥の賑やかなさえずりを楽しんでいる情景が描かれています。春の穏やかなひとときと、自然と調和する人の姿が感じられます。

百千鳥 枝の上の 音楽隊

解説:たくさんの鳥が枝の上で一斉にさえずる様子が、まるで音楽隊のようだと表現されています。百千鳥の春らしい賑やかさや自然の調和を感じさせる情景です。鳥たちのさえずりが春の空気を彩っている様子が目に浮かびます。

プロフィール画像

著者 / Tommy Ikura

毎日の暮らしの中で役立つ情報や、趣味に関するコンテンツを分かりやすく解説するサイトを製作しています。