季語「佐保姫(さおひめ)」の解説と季語を使った俳句の例

春の季節の季語の一つである「佐保姫(さおひめ)」です。

佐保姫

季語の解説:

「佐保姫(さおひめ)」は春の季語で、春の訪れを象徴する女神です。古代日本の自然信仰に基づく神話の中で、佐保姫は春を司る女神として奈良の佐保山に住むとされ、山や野に春の色を染める役割を担う存在です。佐保姫の登場は、花が咲き始めることや、春の柔らかな風が吹き渡る様子と結びつけられ、春の季節の華やかさや命の躍動を感じさせます。

俳句の例:

季語「佐保姫(さおひめ)」を使った俳句の例です。

佐保姫の 袖に舞い立つ 桜かな

解説: 佐保姫が春を運ぶ姿を、袖が桜を舞い上がらせているように詠みました。

梅香る 佐保姫歩む 野の小道

解説: 野の小道を歩く佐保姫が、梅の香りと共に現れる情景を詠みました。

朝光に 佐保姫微笑む 花の庭

解説: 朝の柔らかな光の中で、佐保姫が微笑んでいるように見える花いっぱいの庭を詠みました。

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著者 / Tommy Ikura

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