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季語「寒(かん)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「寒(かん)」です。
寒
「寒」には「寒の内(かんのうち)」などの子季語があります。
「寒(かん)」は、冬の寒さが最も厳しい時期を指す季語で、「寒の入り」(小寒)から「寒明け」(立春の前日)までの約30日間を指します。この期間は「寒中」とも呼ばれ、冷え込みが一層厳しくなる季節です。「寒」は、凍てついた風景や凍結した水面、外気の冷たさ、また寒さをしのぐための人々の工夫や営みを詠む際に効果的です。俳句では、冬の厳しさを象徴しつつも、その中に潜む静けさや美しさ、命の力強さを表現するのに用いられます。「寒」という一言で、冬の空気感と季節感を簡潔に伝えられる、非常に力強い季語です。
ありません。
季語「寒(かん)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
ひたひたと 寒九の水や 廚甕
作者:飯田蛇笏
約束の 寒の土筆を 煮て下さい
作者:川端茅舎
著者 / Tommy Ikura
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