川端茅舎の俳句
川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)が作者の俳句の中で、このサイトの季語の解説ページでご紹介している俳句の一覧を表示しています。
春の夜や 寝れば恋しき 観世音
立春の 雪白無垢の 藁家かな
季語:立春(りっしゅん)
朧夜の 塔のほとりに 影法師
季語:朧(おぼろ)
一枚の 餅のごとくに 雪残る
季語:残雪(ざんせつ)
昼寝覚 うつしみの空 あをあをと
季語:昼寝(ひるね)
漣の 中に動かず 蛙の目
季語:蛙(かわず、かえる)
蜂の尻 ふわふわと針 をさめけり
季語:蜂(はち)
刻々と 天日くらき いづみかな
季語:泉(いずみ)
朱ケの月 出て夏草の 鋭さよ
季語:夏草(なつくさ)
小春日の 章魚は真赤に 染められし
季語:小春(こはる)
約束の 寒の土筆を 煮て下さい
季語:寒(かん)
短日の 照らし終せず 真紅ゐ
季語:短日(たんじつ)
丹田に 満つ厳寒の 日の光り
季語:厳寒(げんかん)
雪晴の 障子細目に 慈眼かな
季語:雪晴(ゆきばれ)
日輪の 月より白し 虎落笛
季語:虎落笛(もがりぶえ)
霜柱 そだちし石の ほとりかな
季語:霜柱(しもばしら)
病僧や かさりこそりと 年用意
季語:年用意(としようい)
初春の 二時打つ島の 旅館かな
季語:初春(はつはる)
初凪の 岩より舟に 乗れと伝ふ
季語:初凪(はつなぎ)
初富士や 崖の鵯どり 谺して
季語:初富士(はつふじ)

著者 / Tommy Ikura
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