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季語「雪山(ゆきやま)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「雪山(ゆきやま)」です。
雪山
季語の解説:
「雪山」は、冬に雪に覆われた山を指し、寒さの厳しい季節にのみ見られる美しい自然の風景です。雪山は白く美しい反面、その厳しさと荘厳さを備え、冬特有の静寂と厳粛な雰囲気を感じさせます。また、登山やスキー、雪遊びなどの場面とも結びつき、広がりのある情景が表現できます。俳句では、「雪山」を用いて冬の壮大な自然の美しさや厳しさを伝え、また静けさや厳かな空気感が詠まれることが多いです。
俳句の例:
季語「雪山(ゆきやま)」を使った俳句の例です。
雪山に 立つひとすじの 煙かな
解説:雪山に一筋の煙が立ち上る情景を詠んでいます。冬の厳しい静けさの中で、温かみのある人の気配が感じられるような一句です。静寂の中で立ち昇る煙が、冬の厳かさに彩りを添えています。
足音も 雪山包む 静寂に
解説:足音すらも消えてしまうような、雪山の深い静寂を表現しています。雪に覆われた山の静けさが伝わり、冬の厳かな自然の姿が詠まれています。
見渡せば 雪山続く 旅の道
解説:見渡す限り雪山が続く旅の道を詠んでいます。広大な冬の風景が目の前に広がり、自然の大きさや旅路の長さが感じられる一句です。寒さの中で進む旅人の心情もにじんでいます。
著者 / Tommy Ikura
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