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季語「蛙(かえる)」の解説と季語を使った俳句の例
春の季節の季語の一つである「蛙(かえる)」です。
蛙
季語の解説:
春になると、蛙が目を覚まし、池や田んぼで鳴き声を響かせます。その鳴き声は、自然界の春の到来を感じさせる象徴のひとつです。「蛙」の季語は、特にその鳴き声の賑やかさや静かな風景の中に響く声として、俳句において季節感を添える重要な題材です。また、松尾芭蕉の句「古池や蛙飛び込む水の音」が示すように、蛙は日常的な自然の静けさや動きを表現するためにもしばしば用いられます。
俳句の例:
季語「蛙(かえる)」を使った俳句の例です。
夜の道 蛙の声を 聞きながら
解説:夜道を歩きながら、蛙の鳴き声が響く中を進んでいる情景を表現しています。夜の静けさの中で蛙の音色が響き、自然と一体になる感覚が詠まれています。
蛙跳び 水輪広がる 春の朝
解説:蛙が水面に跳ねた瞬間、水の輪が広がっていく春の朝の情景を描いています。静かな朝に、蛙の跳ねた音と水の広がりが季節の新鮮さを感じさせます。
草の下 蛙見つけて にらめっこ
解説:草むらの中で蛙を見つけ、じっと見つめ合う様子を詠んでいます。蛙との「にらめっこ」という表現がユーモラスで、自然の中での微笑ましい瞬間を表現しています。
著者 / Tommy Ikura
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