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季語「風花(かぜはな)」の解説と季語を使った俳句の例
冬の季節の季語の一つである「風花(かぜはな)」です。
風花
「風花」とは、冬の日に強い風に乗って舞う雪片を指す季語です。風に運ばれてくる雪は、降り積もることなく空中を舞い、儚くも美しい情景を作り出します。冬の冷たい風と雪が織りなす一瞬の自然の営みを捉えたものであり、その軽やかな動きや儚さが、人生の移ろいや自然の美を象徴します。俳句では、風花を通して季節の冷たさと同時に、繊細で淡い美しさを詠むことが多く、その儚い動きや一瞬の輝きを情緒的に描き出します。
ありません。
季語「風花(かぜはな)」を使った有名な俳句や著名な俳人の俳句をご紹介します。
風花の 今日をかなしと 思ひけり
作者:高浜虚子
風花や 胸にはとはの 摩擦音
作者:石田波郷
風花や 波路のはては 空青し
作者:水原秋桜子
著者 / Tommy Ikura
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