山口誓子の俳句
山口誓子(Yamaguchi Seishi)が作者の俳句の中で、このサイトの季語の解説ページでご紹介している俳句の一覧を表示しています。
夏の河 赤き鉄鎖の はし浸る
季語:夏の川(なつのかわ)
夏草に 汽缶車の車輪 来て止る
季語:夏草(なつくさ)
燦爛たる 霧氷の原に 麺麭を食ふ
季語:霧氷(むひょう)
海に出て 木枯らし帰る ところなし
季語:凩(こがらし)
冬の雷 家の暗きに 鳴り籠る
季語:冬の雷(ふゆのらい)
冬河に 新聞全紙 浸り浮く
季語:冬の川(ふゆのかわ)
氷海や はやれる橇に たわむところ
季語:氷海(ひょうかい)
鋤焼の 香が頭髪の 根に残る
季語:鋤焼(すきやき)
初春と いひていつもの 天の星
季語:初春(はつはる)
初富士の 鳥居ともなる 夫婦岩
季語:初富士(はつふじ)
瑞気とは これ初釜を 昇る湯気
季語:初釜(はつがま)
日本が ここに集る 初詣
季語:初詣(はつもうで)
初神楽 太く神慮に 叶ひたり
季語:初神楽(はつかぐら)

著者 / Tommy Ikura
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